信じ難い
id:kyrina:20071008 にある記事「あり得ない選択肢」に愕然とした。
養子を迎えた夫婦。
又聞きでしかないが、リンク先の記事を読むとそこには大人のエゴと自己満足が見え隠れするのだが。
そう思うのは私だけだろうか?
昨日子ハムちゃんをお迎えしたばかりであるが、ペットも家族として過ごせるよう努力している。
人間の子どもならなおさらではないか?
- 件の記事には養子を迎えたい夫婦。
- 奥さまは既にガンを患っていたこと。
- 周りは反対したがそれを押し切っての養子縁組だったこと。
- 奥さまが生きておられた時は周囲とうまく行っていた様子。
- 奥さまが亡くなられたあと、2ヶ月して養子に取った子どもを返したこと。
- それに対してみんなが「しょうがない」と言った感情を持っていたこと。
これらが書かれている。
周りが反対したのは、病気が原因であったのは明白だし、それを覚悟で養子に取ったなら最後まで自分の子として(養子に取った段階で自分の子なのだが)成長を見守り親としての役目を果たすべきなのだ。
「返す」という選択肢はどこからわいてくるのだろうか。
私は推測する。
子どもが欲しかったのだと。でも病気で子どもは望めなかったのだと。
子どものいる生活を送りたかったのだと。愛するひとと子どものいる生活を送りたかったのだと。
そこまでは1000000歩譲らなくはないが。
子どもに対する責任や思いやりが見えてこないのだ。そこが譲れない。
見えてくるのはエゴと自己満足。
ペットも人間同様「かわいがって、大事にしてくれる」里親さんへ託される。
病院につれていくことを条件に里親になれたりもする*1。
里親として譲り受けた場合、多くは成長過程をお知らせしたり、写真を送ったりと末永くお付き合いがある。
だからこそ、この記事の話が信じ難いのだ。
子どもは大人のエゴや自己満足の道具ではない。
幸せになる権利を持っている。そして親は(あるいは大人は)全身全霊で子どもを幸せにするのが義務なのだ。
しかも、いずれ自分から巣立てるように「自立」させながらだ。
愛情、時間、お金、全てを使い、自分から離れるように育てる。これが育児だと思う。
だから養子を迎えるとき、どんなことがあっても幸せにする覚悟を持つべきだし、持てないなら養子を迎えてはいけないのだ。
*1:悲しいことにハムスターは病院につれて行ってもらえないことが多く、死んだらまたもらおうとか、買えばいいやとなることが多い